一条工務店は値引きをしないという話を聞いたことがある方もいると思いますが、実際はどうだったのかという話です
目次
本当に値引きなし?
一条工務店の営業さんも自らおっしゃっていますが
値引きはないです
建築費用ですがざっくり以下のような内訳になります
- 建物本体価格(施工面積×1㎡単価:いわゆる坪単価)
- 申請その他の諸費用
- 付帯工事費用(給排水など)
- オプションや太陽光発電
そして基本的にどれも値引きはありませんでした
オプション設定品以外の照明器具なども見積金額からの値引きはできません
ただし条件によっては値引きがある
わが家はどれも使えなかったのですが以下のような割引制度があるようです
- 紹介制度
- 提携法人割引
- 社員割引
すでに一条工務店で家を建築した人からの紹介で(※紹介前に資料請求したり展示場に行って営業さんがついてしまうとダメなようです)契約までいくと適用されます。値引きではなく、いくつかのオプションの中のどれかをプレゼントといった形のようです
ほかのハウスメーカーでも実施しているところは多いですが一条工務店でも施主の勤務先が提携法人であれば割引が適用できます。勤務先の福利厚生パンフなどで新築時の優待という感じで載っていたりするのですが、わが家の場合は一条工務店はありませんでした。残念!
この割引は上記の建物本体価格(坪単価)より2~3%(提携法人によって異なるようです)の値引きとなるようです。これは大きいですよね
以前営業さんとの話の中であるようなことを言っていたと思います、詳しい内容は聞かなかったので詳細はわかりませんし本当にあるのかは分かりませんが、どうせ社員さん以外は恩恵に預かれないと思って特に突っ込んで聞きもしませんでした……
たいがい、キャンペーン開催中
そのほかにも、期間限定キャンペーンで特定のオプションが無料であったり特別価格であったりすることがあります
期間限定とはいえ、ず~っとやっているキャンペーンもありますし、新しいキャンペーンも次々と投入されてくるのでいつ契約しても何かしらのキャンペーンは適用されると思います
また、無料の工場見学ツアーに行くと外れなしの抽選会があり、これも何かしらのオプションを無料で選択できます
このあたりは実質的な値引きとも言えますかね
値引きなしの良いところ悪いところ
あくまで私としてはですが、値引きなしは良かったと思っています
Motty
値引きを引き出すための労力がいらない
まず値引きとはなにか、というところですが
これに尽きると思います
恐らくほとんどの人は、同じものを買うのであれば少しでも安いほうが良いと思うと思いますし当然私もそうです。家を建てるにしても安く買えるならば予算内でより良い設備などを導入することができます
なので、「このくらいは安くできます!」「上司に掛け合ってもう少し頑張ってみます!」「あなたの為に頑張って値引きを勝ち取って来ました!」「今回は特別にここまで値引きできます!」などのよく聞くようなエサでなんとか引き寄せようとしてくるのです。そして最後の押しの一手で
「今月中に決めて頂ければこの金額で出来ます!!」
と畳みかけてくるわけです。人間こういうのには弱いですよね
昔からこういう商売はずーっとあるわけなのですが、あくまで私はですがこの商売が好きではありません。気が弱いので断りにくいというのもあります
例えば、引っ越し業者や自動車販売店、家電量販店もそうです
全てに当てはまるわけではありませんが、このような場合は初めから値引きを前提とした価格設定にしているはずです
なぜなら商売というものは利益を確保してなんぼだからです。逆に言えば利益が得られないものは商売とはよべません。もし本当に誰にでも利益度外視の値引きをしてしまうような工務店は将来の存続があやしいのでそもそも契約すべきではありません
値引きをしても十分な利益を得られるような価格を設定した上で、契約を勝ち取るための武器として使うために、最初に提示する金額は値引きする余地を残した多めの金額にされているのです
こんなことは皆さんもご承知だとはおもいますが、この状況で値引きの交渉をせずに契約したくないですよね。カモになりたくないので!
Motty
住宅メーカーからしたら想定内の、苦も無くできる値引きをわざわざこちらが頑張って交渉しないとならないなんて無駄ですよねほんとに
営業さんや住宅メーカーの匙加減で値引きが変わるというのもなんか癪ですし
安ければ良いというものでもない
家を考え始めた時は全くの無知で、土地を探すときにも「掘り出し物の良い土地がいつか出てくるかも」などと思っていました。ところがすぐにそれは間違いだったと気が付きました。すべてのものは世間の相場に合った適正な価格になっているのです
家を建てるための費用もそうです。部材の価格や人件費、諸費用など物に見合った価格は適当に上下するものではありません
安いものには安い理由があるのです
実際に家を建ててみて実感しましたが、とてつもなく多くの部材が使われ、多くの人が関わって家が建ちます。いい家を建てるにあたって、特に構造体に関して言えば絶対に手抜きをして欲しくないし、品質の悪い部材を使用して欲しくもありません。価格を安くしようとすればどうなるか、想像できますよね
ただし、一つ一つの事柄について「こういう理由で安くなっているが、それによって影響があるのはこんなこと」というのを納得の上で費用を削減していくのは全く問題ないと思います
家を建ててみて思ったのは
という事です。素人なので分かりませんがね(オイ)
きちんと、それに見合った金額を出していれば何かあった時に堂々と文句が言えますしね。タダやおまけでやってもらった事はなにかあってもちょっと言いにくいんですよ(私チキン野郎なので)
キャンペーンは値引きじゃない
キャンペーンなどのすべての人に同じ値引額やサービスがあるものはもう値引きとは言えないですが、わが家でも契約時に使えるキャンペーンは多いに利用させて頂きました
でも契約前に一条の営業Sさんからは「いまならこんなキャンペーンやっています!」なんて話は聞いておらず、設計段階で適用できるキャンペーンを知りました。よっぽど値段以外の部分で契約させる自信があったのでしょうか
ただ「会社の決定で坪単価が来月から上がります!」というのは決まり文句のようです(笑)、嘘ではないのでしょうが
言い値で買うしかないとも言える
値引きがないという事は、このハウスメーカーで建てたいという場合は設定されている価格で購入するという選択肢しかないという事です
もし、設定されている金額が割高であったとしたらそのまま、適正価格より高額で建てることになってしまう可能性があるのが値引きなしのメーカーで建てるデメリットと言えます
素人ですから適正価格というのがなかなか分かりずらいですが、他のハウスメーカーや工務店などで同じくらいのスペックの家の見積もりを同時にお願いしたり、建築資材の価格についての情報を入手して勉強するなりである程度の判断は可能かと思います
値引きなんか面倒なだけです
一条工務店は値引きがないのでこうするしかないのでしょうが
ですね
そして価格はズバリ表示がやはり分かりやすいです
うちではこういう方法でコストカットをしてこの価格ですとか、うちはここの工程を丁寧にやっているので少しお高くなりますとかそういう説明があれば尚分かりやすいですね
いかんせん素人には適正価格というものがなかなか分からないので、最終的にはその会社や営業さんを信用して契約までするわけですが、平然と「あなただから特別に頑張って値引きしました!」なんて言ってくる人はとても信用できませんよね
結局本人が満足していればいいのですけど
なんだかんだ言いましたけれど、結局は本人が満足していればいいんですよ。値引きしてもらって安く建てられた!良かった!と思えるのならばそれはそれで幸せですもんね
私の性格がねちっこいので、後になって色々調べて「全然安くないやん」とか「友人の方が値引額が大きかった」など言い出しちゃうというのもあって、私の場合は値引きがないことで後々悶々とすることが無くなったので良かったと思っています
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